RedPanda Maniax

夜行性だから昼間は眠いの

「ユウユウちゃん、眠ってるのね」

ブナ君が時々様子を見に登って来ています。
涼しかった日曜日の午後、江戸川区自然動物公園のレッサーパンダ、ユウユウさんはずぅーっと木の上で寝ていました。

夜行性と言われるレッサーパンダだから昼間は寝ているのも仕方ないのですが、同居しているブナ君は正午前後と夕方にちょっとまったりする以外、動物園の開園中はずっと放飼場を巡回して営業に勤めています。
ブナ君、一体いつ寝てるんだろ？
そして同じレッサーパンダなのに、ユウユウさんはどうしてあんなに寝てばっかりいるんだろ？

さて、レッサーパンダ放飼場の対面にある鳥類長屋には、向かって右から九官鳥のＱちゃん（名前は自己申告による）、ニシズキンエボシドリ、フクロウがそれぞれ個室に住んでいます。



この見た目はけっこうハデにもかかわらず地味な存在のニシズキンエボシドリ、眺めていると鳥さんの方も「え、何、何？」と視線を返してくれます。
割と気のいいヤツのようです。
レッサーパンダが動かないときは私は専らこの鳥を眺めて過ごしていたのですが、最近になってニシズキンエボシドリの個室に新たな住人（住鳥）が加わりました。

それがなぜか一羽のサイチョウ。
サイチョウが同居するようになって、本来の住人の方は部屋の隅の高い場所に避難してしまい、姿を見つけるのにも苦労していました。
でもこの日は珍しくニシズキンエボシドリが自己の存在を主張していて、お陰で写真も撮影できました。



鳥の撮影に夢中だったそのとき、背後で「カワイイー！」という叫び声が。
ずっと眠っていたユウユウがちょっと顔を上げただけで、この喜ばれよう。
美女は得だねー。

りお:

中山:

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