June 05, 2005

ロン君の耳

江戸川区自然動物公園のレッサーパンダ、来月でようやく満1歳になるロン君です。
年初に初タレ姿を披露して大人への階段を登り始めたと思ったら、最近になってついにマーキング(お尻を枝や岩にこすりつける行為)も始めました。

ロン君

先週撮影したこの写真をみて、「アレッ?」と思った事が一つ。
ロン君の耳、厚さが薄くない?
レッサーパンダの耳の裏には黒い毛がフサフサと生えているので、通常は後ろから日に照らされても、こんなに耳が日に透けることはないのです。

ロン君の耳裏

耳の裏、アップ写真。
耳の裏だけ毛がショボショボになって、地肌が見えています。
しかも耳裏だけが濡れているようです。

ロン君の耳の後ろがこんなふうに濡れているのは、以前も見た事があります。
そう、あれはブナとレスリングしていて、ブナに散々噛まれた時です。
ここ二ヶ月はレスリング風景は見ていないのですが、まだ二頭は時々組み合っているのでしょうか。
ブナだけがそうなのか、それともレッサーパンダ全般がそうなのか判りませんが、ブナはいつも集中的にロン君の耳の周囲を狙うようです。

ロン君正面

お陰でロン君の耳は、こんなに小さく見えます。
顔が大きくて毛足も長いから、耳が尚更小さく見えてしまうのです。

ブナ

ブナ君、自分の耳はこんなに大きくてフサフサなのにね。

たぶん私が下記の記事を読んでいなければ、ブナとロン君がレスリングしていても笑って見ていられたでしょうし、ロン君の耳の話なんてここには書かなかったでしょう。

三年くらい前に中国の新聞サイトをチェックしていて、ちょうど5〜6月頃の記事で「某動物園で、妊娠した雌レッサーパンダを隔離して、雄だけをまとめて一緒に飼育していたら、二頭が闘ってしまい、ついに一方がもう片方を噛み殺した」という内容のものがありました。

レッサーパンダには互いが肉親とかいう感覚はないと聞くし、雄二頭が狭い場所で一緒に飼育されているのを見ると、どうしても三年前の新聞記事を思い出してしまうのです。

でもきっと上記の記事のパンダが特別気が荒かっただけだよね?
雄同士を一緒に飼育している動物園だって、いくらでもあるよね?
私の不安を、こんな皆さんが読む場所に書いてしまってご免なさい。
Posted by redpanda at 10:13 P | from category: 江戸川区自然動物園 | TrackBacks
Comments

中山:

初めまして、中山と申します。ロン君情報を捜し求めてここにたどり着きました。
実は私もyo-koさんが4月にブナパパ脳内スイッチオン状態で尻尾根元をかまれちゃってロン君が怖がってピーピーないてると書かれていらっしゃったので気になりました。ロン君が尻尾を舐めようとしてる写真が忘れられません。でも去年多摩の黄太郎君が知らないおじちゃんと一緒にご飯食べていたともかかれていらしゃったので大丈夫なのかな〜と思っていました。そういえば、黄太郎君はあの時はまだお子様だったのですよね。今はどうなんでしょうか。
 そしてロン君は大人になってお婿にいっちゃうのかそれともお嫁さんを貰うのか人(パンダ)ごとながら気になります。
何とか可愛いお嫁さんがもらえますように。
 それにしても可愛いパンダ写真がいっぱいあって心が癒されます。写真のことは全然わかないのですが、私は毛虫のごとくはうロン君と微妙なパンダ心のブナパパ写真が特に可愛くて大好きです。また江戸川のパンダ情報を教えてください。宜しくお願いします。
 長々と失礼しました。
(June 05, 2005 05:56 P)

yo-co:

中山さん、ようこそ!
ロン君情報をお探しだなんて、なかなかの通でいらっしゃいますね。
ブナとロンの力関係に関しては、見る人それぞれ、自分が目撃した場面によって見解が異なるようです。
かくいう私も前週にブナがロンを押さえ込んでいる場面を見たかと思えば、
次の週はロン君とバッタリ顔を合わせたブナがソロリソロリと後ずさりする所を目撃したりもしています。
あの父子は日替わり時間替わりで強くなったり弱くなったりしているみたいなので、
私もあまり心配しすぎないようにしています。
そしてロン君には早く独立して貰って、のびのびと暮らして欲しいなぁ。

多摩には暑くなる前に行きたいと思っているのですが、なかなか天気とスケジュールの都合が合ってくれません。
ヨーロッパオオカミの子供が子供サイズのうちに、一度は見ておきたいものです。

「微妙なパンダ心」のブナ君は本当に可愛かったですよ。
普段はレッサーパンダが何を考えているかなんて全然判りませんが、
あの時だけはブナの気持ちがとってもよく理解できました。
これから暑くなって、書くネタも少なくなってきますが、またどうぞお越し下さいね。
(June 05, 2005 10:47 P)
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