September 28, 2005

日本レッサーパンダの母

寧々とブーブー
お食事中のレッサーパンダの夫婦。
多摩動物公園の寧々(左)とブーブーです。

寧々の名前は当時の飼育係さんが女優の大塚寧々さんのファンだったからだとか。
ブーブーに至っては多摩にやって来た時は名前がなくて、枚方にいた頃にはブーちゃんという愛称で呼ばれていから、多摩に来てブーブーになったのだとか…。
いや、そりゃ確かに立派なお腹をしていますけど、昔は結構いい加減に命名されていたんですね。

寧々は東京都から功労動物として表彰を受ける程、沢山の子供を産みました。
そのせいで骨格は栄養不足のために弱り、奥歯も抜けてしまったそうです。
放飼場では小柄な体格でゆっくり(ヨチヨチ)歩いているのが寧々です。

寧々
寧々のアップ。

◆寧々の繁殖歴◆
東京都の2000年9月報道発表資料から抜粋します。

1993.7.11  北九州 到津遊園生まれ
1995.2.14  多摩動物公園に来園
1995.    緑々(リュウリュウ)(1990.多摩動物公園生まれ)とペアリング

1995.7. 7メス--死亡
1996.6.27オス希々(キキ)メキシコへ搬出
1997.6.20オス葉々(ヨウヨウ)のいち動物園へ搬出
オス光々(コウコウ)釧路市動物園へ搬出
オス風々(フウフウ)多摩動物公園(※→日本平動物園→死亡)
1998.6.29オス淡々(タンタン)多摩動物公園
メス蘭々(ランラン)死亡
1999.7.27オス緑太郎(リュウタロウ)多摩動物公園
オス緑之介(リュウノスケ)多摩動物公園(※→愛媛県とべ動物園)
2000.8. 6オス--死亡
以下管理人が続けます。
2001.7.13メスハナ上野→メキシコ
メスナナ大森山
2002.7.15オスノノ旭山
メスナミ市川
2003.7.25オスノン羽村
2004.7.16メスノア多摩動物公園


ちなみにブーブーは1997年7月13日、ひらかたパーク生まれ。2001年2月、来園。

ノア
末っ子のノアちゃんです♪。両親のどっち似かしら?
Posted by redpanda at 11:24 P | from category: 多摩動物公園 | TrackBacks
Comments

yo-co:

りおさん、
寧々さんは出産パワーも凄いけれど、子育ても上手に手抜きして
やれたのでしょうね。
全国の若い母パンダに「ラクして子育て」の極意を伝授してあげて欲しいです。
さらに一覧表の途中で旦那が替わっても、繁殖が途切れなかった
というのも、さりげなく凄いです…。
(September 29, 2005 10:31 P)

yo-co:

ぴっぴさん
そうです!首の後ろ辺りがかなり黒いんです、ブーブーは。
私の友人はブーブーのガッシリした四肢を見て
「レッサーパンダって愛玩動物じゃなくて野生動物だったのね」
とコメントしてくれました。
悠然とした態度といい強そうな身体といい、何かと目立つ個体ですよね。
私もブーブーはブナ君の次に好きなパンダです。
ノアちゃんに会えなくて残念でしたね。どうしたのかしら。
(September 29, 2005 10:39 P)

hide:

yo−coさん、こちらでは初めまして。
こんなにステキなサイト作られていたんでですね。
知りませんでした・・・(これからはちょくちょく来ますね)

さて、何故このような過去の記事にコメントしているかと言いますと、寧々が先日亡くなったのを知ったからです。
http://www.tokyo-np.co.jp/0...
先日多摩に行った時は特にお知らせはありませんでした。

功労動物として表彰されたのは知ってましたが、寧々の名前の由来はyo−coさんのこの記事で初めて知りました。ありがとう。

>沢山の子供を産みました。
>そのせいで骨格は栄養不足のために弱り、奥歯も抜けてしまったそうです。
見る度に華奢な体で大丈夫かな?と思ってましたが、動物園側でもっとケアできなかったのかね。とても残念です。
(最近、悪徳ペット業者が商品の為に犬に無理に子犬を産ませ続けていたという事件もありましたし・・・)

天国で子供や孫達を見守っていてくるでしょう。 合掌。
(October 19, 2005 04:59 P)
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