February 18, 2006

さようなら、ありがとう<追悼特集2>

ぴっぴさんのブログ『Photolog Zoo』の2006年2月2日の記事「お転婆ノアちゃん」で八木山動物園の美女レッサーパンダ、優さんの訃報が伝えられました。
優さんは1994年浜松動物園生まれの11才、まだまだ長生きして欲しかったです。

八木山動物園と言えばこれまでは他の追随を許さない美しい尻尾を持つ雄の健健が、ここのレッサーパンダの名物でした。
しかし妻の優さんもなかなかの美女で、レッサーパンダを観察し始めて一年しか経っていなかった当時の私は、レッサーパンダといえばこんな美形揃いなのかとウッカリ勘違いをしてしまった程、美男美女カップルだったのです。

優さん1
(2003年3月22日撮影)
放飼場左手の方にある木に上るのが好きだった優さん。
でも健健が後から上って来ると場所を譲ってあげていたので、名前の通り優しい性格だったのでしょう。
その後、私は強気な雌パンダと頻繁に接するようになり、レッサーパンダの雌にもそれぞれ強烈な個性があるものだとしみじみ感じました。

今春から八木山動物園では新たに若いペアが誕生します。
昨日付けの記事でご紹介したイクラちゃんの息子タラ君と多摩のアイドル・ノアちゃんのカップルです。
優さんには、どうか天国からこの若い二頭の行く末を優しく見守って下さい。
(ぴっぴさん、ブログに掲載されていた話題を無断で記事に使用してしまいました。どうも済みません。)


優さんと健健
フェンス越しに隣に住む楊楊じっちゃんを見る優さんと、その姿を離れた場所から眺める健健。
「オレ様という者がいながら、他の男(しかも爺っちゃんじゃねぇか)を見つめるなんて…」
とでも健健は考えているのでしょうか。

優さんと健健は決して仲の悪いペアではなかったと思うのですが、不思議と繁殖には繋がりませんでしたねぇ。
レッサーパンダの世界も奥が深いや。
Posted by redpanda at 10:31 P | from category: 色々な動物園 | TrackBacks
Comments

yo-co:

ぴっぴさん、
優ちゃんもあの塔に登っていたのですね。しかもそこで雨に濡れるなんて
私が思っていたよりも個性派だったのかも知れません。
ああ、やっぱりもう一度会いたかったなぁ…。
(February 20, 2006 08:55 P)
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