January 24, 2006

強い女

大雪から二日が経過した1月23日、都内は少しずつ雪が消えていきます。
でも多摩動物公園の入り口からみて一番奥の方、「アジアの山岳地帯」コーナーは放飼場の中にまだまだ雪が残っていました。

ブーブーは広い放飼場のどこかに隠れて昼寝に入ってしまい、ノアちゃんは雪が被った植え込みの下を動き回りなかなか姿を現しません。
緑太郎と花花、ヒマワリちゃんのファミリーは固まって丸く毛玉状になり、こちらもお昼寝中。

そんな中、一人気を吐くのがかぐやさん。
モリモリ笹を食べて、もりもりパトロールしています。
かぐや1
ご覧の通り、目の大きな中華美女(中国生まれ)。
でもよく見れば、アイラインがかなり濃い(あ、厚化粧…?)。

本日は午後2時からのガイドツアーが「アジアの山岳の動物たち」。
でも同じ時刻にレッサーパンダのおやつタイムが重なるため、残念ながら私はガイドツアーには参加できませんでした。
やがてガイドツアーの一団が雪豹の方からレッサーパンダの所へ移動して来たので、私もコバンザメになって動物解説員さんのお話に耳を傾けていたのですが、これが面白かった。

このかぐやさん、こんなに美女なのにスッゴク気が強いらしいのです。
かぐや2
どんなオスと一緒にしても「ガァッ」と威嚇して一蹴してしまう。
ようやくタンタンと折り合いをつけて、現在同居中とのこと。

タンタンって性格はどうなんでしょう?
気が強いメスに例えばブーブーのように見るからに強そうなオスを会わせると、決闘になっちゃうのかしら。
気の強いメスには優しい性格のオスの方が相性が合うのかなぁ。

タンタン、前妻のイクラちゃんも福岡で再婚して幸せに暮らしているそうだから、アナタも早く身を固めなさいな。
(この日はタンタンは体調がすぐれず、大事をとって外には出ませんでした)

解説員さんが語っていた事は、ツアーの皆さんの邪魔にならないようコバンザメの私は遠くから聴いていたので途切れ途切れにしか聞こえなかったのですが、興味深かった事を書き残しておきます。

レッサーパンダのお乳は八つあるけれどお乳の数の子供を同時に育てられる訳ではなく、以前多摩で三つ子が生まれた時も母親(寧々様ですね)は三頭同時には育てられず、一頭だけ人工飼育になったそうです。
その一頭というのが風風。
無事に育った風風は日本平動物園に移動して、ナラさんとペアになり、日本一有名なレッサーパンダ風太君が生まれたのです。

このガイドツアーはレッサーパンダを一頭ずつ丁寧に紹介してくれていて、かなりオススメです。
ガイドツアーが終わってもパンダ達は笹をがっついているので、ガイドツアーを聞き終えてから戻って来ても遅くはありません。
定期開催ではないので参加できる機会は少ないでしょうが、是非機会を作って参加してみて下さいね。

※ガイドツアーは金曜日〜月曜日・祝日の11時からと14時から開催されています。
「アジアの山岳の動物たち」のツアーがいつ開催されるかは
東京ズーネットのトップページから「ガイドツアー」をクリックしてご確認下さい。

今日の雪豹ダルマ。片耳が取れて、ちょっと悲しそうでした。
耳を作ってくっつけてあげようとしましたが、残った雪はサラサラで上手く固まりませんでした。
雪豹ダルマ
Posted by redpanda at 09:48 P | from category: 多摩動物公園 | TrackBacks
Comments

yo-co:

りおさん、
かぐやのアイラインは定規を当てたら何ミリという単位で計測可能だと思います。
2〜3ミリありそうですよ。
ガラス越しに間近で見たら、本当に太くて濃いアイラインでビックリ。
かぐやは毛並みがとても綺麗なので、是非彼女の子供も見てみたいです。
(January 24, 2006 10:22 P)

hide:

平日だと空いてていいですよね。ゆっくり見れて。
前にスポットガイドというのを聞いてみたく、わざわざ木曜日に行ったのですが、嘱託のおじさんらしき人が出てきて、レッサーパンダの名前すら知らないというボロボロの状態だったので、この手のガイドには全く期待をしなくなりました。
でもガイドツアなら意外と色んな話をしてくれるのですね。
今度参加してみようかな?
(多摩のHPには金〜月と書いてありましたが、月曜だけになったんですか?)
(January 24, 2006 11:01 P)

げろっぱ:

ひまわりチャンは寝てたのですね。
残念!跳ね回る写真見たかったです。
あそこの室内はどうやっても上手く撮れませんでした。

雪豹担当者は雪豹だるまが上手に作れないと成れなかったりして…
(January 24, 2006 11:24 P)

yo-co:

hideさん、
あっ、ホントだ。私の書き方だと誤解が生じますね。
記事の方を修正させていただきました。
ガイドツアーのコースは何曜日がコレ、と決まっている訳ではなかったのですね。
スポットガイドと混同してしまった。

昨日ガイドツアーを解説して下さったのは女性の解説員さんでしたよ。
かぐやの事を「がに股」と言ったり、ヒマワリちゃんを「キツネ顔」と言ったり
特徴を捉えた解説で面白かったです。
うーん、もっとしっかりと聞いておけば良かった。
(January 24, 2006 11:52 P)

yo-co:

げろっぱさん、
多摩レッサーの中央の部屋は、私も満足できる写真を撮影できた試しがありません。
お陰で未だに緑太郎の顔は把握できていません。
一度でいいから緑太郎ファミリーを広い放飼場で見てみたいです。

ひまわりちゃんはお食事タイムで大張り切りでしたよ。
どこかに上って転げ落ちたりしていたようですが、人垣に阻まれて見えませんでした。
グッスン。
(January 25, 2006 12:02 P)

中山:

こんばんは〜。
桃太郎君といた時はどうだったのかな〜?
桃太郎君の後をよくついてたって聞いたけど喧嘩はしてなかったようだからタンタン君も桃太郎君系なのかな〜って勝手に想像してます。
風風パパは人工飼育だったのですね。わ〜一つ風太君の秘密(笑)を握りました!
緑太郎君といえばyo-coさんの写真でぬいぐるみ座りして眠ったあの可愛いパンダですね!私は多摩にいくとウォンバットに釘付けになってしまうのです。今度はパンダの前に居座ります〜。
そういえば私も就職活動してます。またまたyo-coさんと被りましたね(笑)お互い頑張りましょう!
(January 25, 2006 12:40 P)

yo-co:

中山さん、
桃太郎は確か気性がおっとりとしたレッサーパンダだと聞いた覚えがあります。
お相手が優しすぎてもかぐやさん、ご不満?
風太くんのお母さんナラは、そのまたお母さんのバナナが人工飼育だったと
記憶しています。
いわば風太くんはダブル人工飼育の申し子だったんですね。
多摩ウォンバットというとチューバッカ君ですね。私も必ず会いに行きます。
就職活動はお互いサッサと終わらせてラクになりたいですねぇ。
(January 25, 2006 01:32 P)
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