July 07, 2005

一頭だけのファン感謝デー

ブナ2

同じ動物の前に一時間も居続ける私は明らかに長居のし過ぎですが、多くの来園者は動物一種類あたりの滞在時間が短すぎるのではないでしょうか。

江戸川区自然動物園のブナ君は気が向くと「ファン感謝デー(タイム)」を設けてくれます。
それはもう、観客一人だけを何秒間もジーッと見つめるのです。
普段レッサーパンダは来園者を目に留めることはあっても、興味が続くのは一秒以下。
いや、大抵は目にすら入っているのかいないのか程度の興味の薄さです。

だから秒がカウントできちゃう位、一人の人間だけを見つめ続けるというのは滅多にある事ではありません。
そしてまた、サッとやって来てササッと立ち去る人をわざわざ見つめるような事もしないのです。
何分間か同じ所に立ってずっと観察し続けている人を、何かの拍子に認識して「アナタずっと観察してるよね、ボクも真似して観察するもんね」とばかりに見つめるのです。

「ファン感謝デー」だからどんな芸を見せてくれるのかと思われましたか?
でもレッサーパンダと何秒も見つめ合う体験は、なかなか出来る事ではありません。 [more...]

07:07:00 | redpanda | | TrackBacks