March 15, 2006

ルートを開拓する

江戸川区自然動物園のレッサーパンダ放飼場。

高い樹の枝の先端近くにいるのは次男坊くん。下の枝に目標を定めています。
次男坊1

上の写真で次男坊くんの右前足が乗っている枝と、下の写真で右後足がかろうじて握っている枝(見えてないけど)は同じ枝で、場所もほぼ同じ場所。
つまり次男坊君は上の写真の場所から、ほぼ真下に垂直に下りて来ました。
次男坊2

実はすんなりと下りられたわけではなく、目標に定めた枝が細くて前足を下ろした時に体重を支えきれず、ザザザッと滑り落ちるような形で下の写真の体勢になったのでした。
その証拠に左後足がバタバタと宙をきっています。

次男坊クン、木の上り下りがヘタなの?と最初は考えていたのですが、どうもそうではなさそうなのです。
最近、次男坊くんだけが移動する場所ができ始めました。
そう、両親が使っていない枝にも足を踏み出し、自分の行動圏内にしつつあるのです。
それは往々にして大きな木の枝の先端を使った移動だったりするのですが、確実に次男坊くんオリジナルの移動ルートが確立されつつあります。

時々ルート開拓に失敗してザザッと葉音を立てながら数10センチほど落下する時もあるので、その姿を見て木登り下手だと勘違いしていました。
とんでもない勘違い。実はアグレッシブな仔パンダなのです。 [more...]

22:48:32 | redpanda | | TrackBacks