April 04, 2005

可愛らしさの定義

Apr.2005

NHKでコアラの特集をやっていて、多くの人がコアラを可愛らしいと感じる理由を定義していた。
興味深かったので転載しておきます。

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動物の赤ちゃんが可愛いのには、合理的な理由があります。
親や仲間に可愛いと感じてもらえば、危険から護ってもらうなど、安全に生き残る事ができるのです。

(画面にはヤマネ、ライオン、アザラシ、ジャッカル、ホッキョクグマ、チーター、ウォンバット、レッサーパンダ、サルの子供の写真が並んでいる)

ドイツの動物行動学者、コンラート・ローレンツ博士は、ほ乳類の赤ちゃんには種類に関わらず可愛いと感じさせる幾つかの共通点があるという説を立てました。

・大きな頭
・前に張り出した額
・顔の中央よりやや下にある大きな目
・丸みのある頬
・短くて太い手足
・丸みのある体
・柔らかい体の表面

これらの条件に当てはまれば、可愛いと感じてしまうものだというのです。

コアラは固いユーカリを食べるため頬の筋肉が発達して顔が丸く、固いユーカリを消化するため全長9メートルもある腸が50センチの胴体に詰め込まれているので体に丸みがあり、大人になっても赤ちゃんと似た姿のままなのです。

写真のロン君。
丸まると肥え太っておりますが、まだ生後9ヶ月なのだ。
レッサーパンダも(ついでにジャイアントパンダも)竹を食べるから頬の骨と筋肉が発達して、他の熊に比べて顔が丸いんだよね。

ちなみにレッサーパンダは食肉目で腸は短いので、ロン君が太いのは腸の長さのせいではありません。

14:28:00 | redpanda | | TrackBacks