February 12, 2005

怖いオジサン(本当は実の父)

Feb, 2005

「ママちゃーん……」

先月までロン君はユウユウと一緒に木登りしていたのに、もう一緒の木に登れません。
だって大好きなママちゃん(左上)の側には知らないオジサンがいるから。
知らないオジサンが恐くて木に登れないロン君は、木の下からユウユウを見上げるのみなのでした。

しかし恐怖は、この後に襲って来たのです。

木から下りて来たユウユウが、ロン君にプロレスを挑んできました。
大好きなママちゃんが、やっと遊んでくれるのです。
喜んでコロコロと転がるロン君。

ところが、ちょっとユウユウが離れた隙に、ユウユウとロン君の間に割って入るブナの姿が!
立ち上がってロン君を威嚇するブナ。
果敢に受けて立つロン君。
でも所詮ロン君は大人のブナにかなう訳もなく、組み伏せられて頭に噛み付かれてしまいました。

「ピーーーーッ」
私が聞いた事もないような悲鳴をあげるロン君。
ユウユウが慌てて駆け寄りましたが恐くて近寄れず、逃げてしまいました。
もがいてももがいても、ブナは離してくれません。

「何が起こっているんだろう…」と、見ている人間達も呆然としていました。
何秒が経ったでしょうか、やっとブナが噛み付いた口と押さえ付けた腕を離しました。
ブナ君は悠々と立ち去りました。

ロン君はしきりに頭をグルグルと振っています。
何度も何度も。
片耳が取れていたら、どうしよう…。

でも耳は両方ともちゃんと付いています。
後頭部の毛は濡れているようですが、血ではないようです。
どうやら大怪我はしていない様子。
一安心です。

今でも、あの時のブナが本気で闘いを挑んだのか、それともちょっと荒っぽい父と子のふれあいだったのか判りません。(2005年2月上旬撮影)

13:14:00 | redpanda | | TrackBacks