February 02, 2006

ガラス越しの展示

多摩動物公園レッサーパンダ展示場中央の、ガラス張りの聖域は非っ常〜〜に写真撮影の難しい所です。
今日の写真は掲載するに忍びない物ばかりですが、これしか撮れなかったのでご勘弁下さい。

緑太郎?花花?
それでも今回はお食事タイムで運び込まれる笹の配置が変わったので、ようやくこのような写真を撮影できました。
えーと、これは緑太郎?それとも花花?
二頭並んでくれれば花花がかなり白っぽい顔なので区別できるのですが、単体だと判別できません。

緑太郎?花花?2

この展示室は我々人間がいる方が展示室の中より明るいので、ガラスへの写り込みが厳しいのです。
このようなガラス越しの展示の場合、人間がいる方を屋根や覆いなどを用いて暗くできれば、人間からは観察し易く動物側からは人間の姿が見え難くなって良いのではないかと思うのですが、どうなのでしょう?
そうできない理由があるのか、その方面に詳しい方がいらっしゃったら是非コメントを残していって下さいませ。

ひまわり
唯一、顔が判別できるヒマワリちゃんの写真。

花花ママは白い顔、緑太郎パパは普通に白と茶色が適度に配置された顔なのに、ヒマワリちゃんってば濃いお顔。
まだ子供なのに家族の中で一番しっかり者に見えました。

ガラス越しの展示といえば、千葉市動物公園のレッサーパンダ展示場が改築されてガラス張りになるという話を聞きました。
激しくショックです。
そもそもガラス越しの展示の長所って、危険で近づけないような猛獣を観察する際に発揮されるのではないかしらん。

ガラス越しに見る動物は、確かに直線距離を物差しで測れば近いでしょうが、気分的には遠くないですか。
空気感が共有できないという感覚ですかね。
どうもガラス越しに見る動物たちというのは、美術館で額に飾られた絵画を見るような、なにか別世界を見ているような感覚に近くなります。

それでも展示スペースの都合などもあるのでガラス張りの展示室が一概にダメとは決められないと思いますが、少なくとも千葉市動物公園のレッサーパンダ展示場はガラス張りにする必要性は感じられないです。
暑い日に、冷房の効いた部屋に自由に入る事ができるのに、それでも外でタレているレッサーパンダを見るのも悪くないと思うんだけどなぁ。

ガラス越しの展示となると、観察スペースが限られてくるのもデメリットの一つですね。
実は今回のヒマワリちゃん達はけっこう長時間、写真のような体勢で笹を食べてくれたのですが、たまたま入れ替わり立ち替わりで人がずっとガラスの前に陣取っていて、私のようなチビだと他人の背中越しに動物を見るなんて芸当はできなかったのでした。
ちょっと悔しかったので書いてみた。

そういえば、多摩レッサー展示室のガラスの前に紐が張られていた事にも驚きました。一体いつから?
そこまでやらないと、人々がガラスを叩く事を止めないというのも悲しい話ですね。
Posted by redpanda at 01:09 P | from category: 多摩動物公園 | TrackBacks
Comments

げろっぱ:

室内展示の前に紐は正月にもありました。
あんまり意味なさそうな、切れ掛かったのでしたが。
ヒマワリちゃん元気そうですね。
家族3匹そろそろ室内では狭い感じですね。ブーブー君、外ねらわれてるよ〜

千葉の室内はどこに出来るのでしょう。
広い敷地だから、今とは別の場所も可能ですよね。だって動物は工事の音に敏感なんでしょうから。
(February 02, 2006 09:08 P)

yo-co:

げろっぱさん、
緑太郎ファミリーとブーブーが入れ替えになったりしたらうれしい反面ちょっと悲しいかも。
やはりブーブーには多摩の親分として広い場所で悠然としていて欲しい。
千葉はそう言われればそうですね。同じ場所に建設するとは限らないんだわ。
うーん、「風太御殿」建設予定地はどこなのでしょう。
(February 03, 2006 12:46 P)

yo-co:

りおさん、
かすかな足音一つでも、聞こえると聞こえないではやっぱり違いますよね。
もし江戸川ZOOがガラス張りになってユウユウちゃんがブナを威嚇する
「ガッ」という小さな声などが聞こえなくなる事を想像すると、やっぱり寂しいです。
あ、いや、次男坊くんがユウユウを慕ってクルル〜と鳴く声が聞こえなくなるのが
寂しいって書けよ、アタシ。
(February 03, 2006 12:54 P)
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