September 09, 2005

脱走しました、しかも三頭

人民網(www.people.com.cn)、9/5の記事
三頭のレッサーパンダが「こっそり逃げ出し」、その後、お帰りいただく

『海峡都市報』の「三頭のレッサーパンダがいない!」という記事によると、9月2日の午前7時、福州のパンダワールドで飼育係は出勤して眼前の風景に呆気にとられた。
レッサーパンダ館の鉄柵の内側は空っぽではないか。

十数名の飼育係があちこち探し、二頭が樹上に、一頭が建物の屋根にいるのを発見した。素早いおチビちゃん達と追跡者の「かくれんぼ」が始まった。


●鉄の門には施錠、レッサーパンダは「別れの挨拶もなく去った」

昨夜の巡回の時には三頭ともいたし、施錠もされていた。事態が明るみに出た後は、飼育係は大雨の中を一カ所一カ所、傘も持たずに探した。

8時、「樹の上にいるぞ!」という声が起き、施設の裏山の樹上と屋根の上にいたが、飼育係が近づくとパンダ達は逃げ出す体勢を作るのだ。

樹上の一頭に近づくと、レッサーパンダはピュンっと脇を通り抜けて飛び降りたが、幸いにも別の飼育係が待ち構えており包囲網を形成。ご帰宅願った――まず一頭目。

レッサーパンダ館の屋根にいた別の一頭は、屋根に梯子をかけ、飼育係と対峙し、飼育係がゆっくりとレッサーパンダを梯子へと追いつめ、レッサーパンダはおとなしく梯子を下り、自ら帰宅した――これで二頭目。

最後の一頭は利口かつ腕白で、樹上5、6メートルの高さで悠然としていた。
そこで竿の先にリンゴを付けて鼻先に持っていったが騙されず、一個目は食べたが、ちょっと遠くのリンゴの所へは行かなかった。
やむなく人類は「実力行使」に出た。木を揺さぶり、捕らえ、脱走しないようにネットや竹竿を使って簡易檻を作り、担いで帰った――やっと三頭目。

●台風が木を倒し、レッサーパンダはこのチャンスをモノにした

この施設は高さ2メートルの鉄柵が周囲を取り囲み、どうして三頭のレッサーパンダが「順調に」逃亡したのか判らない。飼育係によると明け方は台風で、レッサーパンダ館付近の大木がなぎ倒され、その枝が柵の内側に垂れ下がり、レッサーパンダ達が枝を伝ってよじ登り、壁を越えたのではないか、とのことである。


管理人コメント
中国の方に行った台風は、こういう所に影響が出ていたんですね。
Posted by redpanda at 07:49 P | from category: 中国小熊猫ニュース | TrackBacks
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